原案がうちの副代表であり、奥様であるかこさん。演出が主宰である私と、これもお馴染みの構図。
「かざぐるまと夏の夢」
主人公の夢子が今は古く忘れ去られたようにひっそりと佇む神社で遊んでた時に見つけた風車。
何気に回すと神様の使いであるキツネ達と出会い、かつて賑わいのあった縁日のお祭りを復活して欲しいとお願いされる。
商店街の人達に協力を依頼するも、今は寂れて客足さっぱりの状態でそんな余裕はないと一蹴される。
「古いものはみんな忘れられてしまうの?古いものはみんな捨てられてしまうの?」
落胆する夢子。そんな折、学校の先生やクラスメイトらとの話の中でSNSを活用して町を盛り上げ、お祭り復活を目指す作戦に打って出る。
あれよあれよと拡散されて、商店街もかつての様な賑わいを取り戻し、そのお陰でお祭りを復活させる事に成功。神様の国へ去らなくてはならないキツネ達の願いが最後に成就する。また、夢子達の小学校最後の夏休みも終わりを告げる。
数年後、神社はなくなり、商店街も閉じてしまう。古いものはなくなり、新しいものにうつり変わって行くが、今でも狐が祀られた小さな祠に風車が供えられている。
…そんなお話。
新しいものばかりに目が映るんじゃなくて、古いものを見直したり、大切にする事。また、新しいものと古いものの融合により、また、違う形を生み出す事ができる。そんな想いというか、歳を重ねるに従って、願いにも近いのかも💦
子ども達の熱演により、見事最優秀賞を受賞しました🌟子ども達だけでなく、保護者の協力もありまして、立派な鳥居も作って頂きました!毎度の事ながら全面的な協力に敬服致します<(_ _)>
それと卒業生のOG、OBが時々稽古場に来てくれて助けてくれて、良い文化が根付きつつあるなあ、と感心しました!😭
「風車が回ればまた、思い出せるから」
劇中最後、主人公夢子のセリフなんですが、今年で卒業する子どもらや、集ってきてくれる卒業生達にも私ならではの送る言葉でもあったんです。
演劇みたいに、非効率的で、アナログな事は大きな時代の動きの中では古いものかも知れません。ですが、確かに必要なものだし、大切にしたい、そう思います。
子ども会演劇も今年で40周年。
で、大芝学区子ども会の指導に携わってから10年目でもあります🎶
我ながらよく続けてるなあと思います。
演劇を通じて地域社会に貢献を。
ローグのモットーですが、続けていかねば何もなりません。